夏バテってどうしてなるの?
暑い日が続くと、食欲がなくなりだるい状態が続いてきます。こうなると、遊ぶ元気もなくなり、食べたものを吐いたり下痢をしたり、夏バテ状態ですね。
実は、これって慢性疲労です。
暑いとお水を沢山飲んでオシッコも大量に出しますので、それらと共に体内のミネラルが失われます。そうして体のミネラルが少なくなると筋肉に脱力感が生まれてくるそうです。
また、塩化ナトリウムが体内から出て行くと、胃酸や消化酵素を作る能力が低下しますので、それが食欲の落ちる理由の一つでもあります。
食欲不振→栄養不足→疲れが取れない→悪循環です。
食餌やオヤツに添加物が使われていると、カルシウム・マグネシウム、亜鉛、ビタミンB群の消費が激しいため、白血球の働きが低下します。
つまり免疫力の低下が起きていますので、風邪のようなウィルスや大腸菌などの感染に弱くなります。
風邪を引いて下痢を起こしたときも同様です。水分と共にビタミンやミネラルも消耗し、結果、脱力感、疲労感が強まります。
普段から添加物は摂らないよう注意が必要です。
ペットの夏バテ対策に普段から気をつけること
1、過食をしないようにしましょう。
夏バテをしたとき、人間ならスタミナ回復にうなぎや焼肉を食べるといかにも元気が出そうですが、夏バテしている時は消化能力が低下しています。
・消化には多大なエネルギーを使いますから過食にならない様にして消化の良い良質のものを少量食べましょう。
コレは人も犬も同じことが言えます。
食べないからといって高たんぱく高脂肪のフードやオヤツを与えないで胃腸を休めて労ってください。
また、消化酵素は胃腸を助けますので積極的に摂ってください。
2、紫外線に気をつけてください。
暑い時でも毛皮を着ているペット達は、見るからに暑くて可哀想に思います。
でも、なぜ被毛があるのかと言うと、被毛は体と外気との間に空気層をつくって直接外気温や紫外線の影響を受けないように体を守っています。
紫外線を浴びると、皮膚を老化させたるだけでなく体内の水分が消耗し、血液の濃度が高くなり血流が悪くなりますので、血液をサラサラにするものを食べてください、オメガ3脂肪酸の亜麻仁油や荏胡麻オイルは血流改善にオススメです。
3、エアコンの効いた部屋で体を冷やしていませんか。
エアコンの効いた部屋で体を冷やすぎると体温をコントロールするためにエネルギーを作って燃やします。その際にビタミン、ミネラルが消費します。
また、体温調節がうまくいかなくなったり、さらに進むと自律神経に異常が起きてしまいます。自律神経と血流の改善にはすビタミンやミネラルを摂取してください。
夏バテ対策のまとめ
・食べ過ぎない様にして、消化の良い良質なフードを必要量食べましょう。
・外気温と室内の温度差をつけすぎないようにしましょう。
・添加物の多い高たんぱく高脂質のフードやオヤツは控える。
・日中の紫外線は浴びすぎないようにしましょう。
普段から高タンパク高脂質を避けて、素材の良いフードに適切な栄養素を加えることで
代謝をあげて免疫強化することができます。それは、夏バテの対策だけでなく、
飼主さんの望む『可愛いペットとの健康で穏やかな暮らしと長寿の秘訣』とも言えます。
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